「外商投資参入許可特別管理措置（ネガティブリスト）（2021年版）」及び「自由貿易試験区外商投資参入許可特別管理措置（ネガティブリスト）（2021年版）」
概 要
国家発展改革委員会及び商務部は12月27日、「外商投資参入許可特別管理措置（ネガティブリスト）（2021年版）」及び「自由貿易試験区外商投資参入許可特別管理措置（ネガティブリスト）（2021年版）」を発表した。これらは、2022年1月1日より施行され、同措置の2020年版が同時に廃止された。
2021年版の全国及び自由貿易試験区における外資参入許可ネガティブリストは、更に削減され、それぞれ31項目、27項目となった。これらのリストでは、自動車製造及びラジオ・テレビ放送設備の製造分野を含む製造業の開放を更に深化させ、自由貿易試験区のネガティブリストにおいて製造業の項目ゼロを実現している。その他、自由貿易試験区において市場調査及び社会調査の分野のサービス業への参入制限が緩和された。市場調査分野では、ラジオ・テレビの聴取・視聴調査には中国資本による支配が求められることを除き、外資の参入制限が撤廃された。社会調査分野では、外商投資による社会調査が認められた。但し、中国資本の持分比率を67％以上とすること、及び法人代表者を中国国籍を有する者にすることが求められている。また、ネガティブリストの説明部分では、ネガティブリストで禁止された分野の業務を営む中国国内の企業による中国国外での上場・融資に対する中国証券監督管理委員会及び関連する主管部門による精度管理の実施等について記述を加えている。
リンク：
https://www.ndrc.gov.cn/xxgk/zcfb/fzggwl/202112/t20211227_1310020.html?code=&state=123
https://www.ndrc.gov.cn/xxgk/zcfb/fzggwl/202112/t20211227_1310019.html?code=&state=123
