上海市 上海市人民政府弁公庁が「上海グローバル資産管理センター建設の推進に関する若干の意見」についての通知を発表
概 要
上海市人民政府弁公庁は5月25日、「上海グローバル資産管理センター建設の推進に関する若干の意見」（以下、「意見」とする。）を発表した。「意見」では、組織制度の整備・多元化、製品及びサービスの革新、金融市場の役割の発揮、業界の対外開放の拡大、人材の誘致・育成の強化、発展環境の合理化等、6つの面で19の具体的な措置を提起している。
「意見」では、開放的で革新的で先進的な試験地域を推進し、国際的な金融資産取引プラットフォームを建設することに力を入れている。また、社会保険基金、保険資金、及び条件を満たす政府系ファンド、年金基金等、中国国内及び国外の長期資金の市場参入を推進し、上海市の外資銀行による証券投資ファンドの信託管理業務の資格及び銀行間債券市場での主幹事会社の資格の申請を奨励し、「債券通」、「上海と香港の株式市場相互乗り入れ」、「上海とロンドンの株式市場相互乗り入れ」等の業務を深化させ、市民による国際的な資産運用のチャネルを検討・構築し、条件を満たす資産管理機関による適格国内機関投資家（QDII）の業務資格の申請を奨励し、上海市の資産管理機関が国外で資産管理機関を開設、買収、資本参加することを奨励している。
