上海市 『市科委等による「上海市の中央指導による地方科学技術発展資金管理弁法」の印刷・配布に関する通知』
概 要
上海市科学技術委員会と上海市財政局は5月17日に連名で、『市科委等による「上海市の中央指導による地方科学技術発展資金管理弁法」の印刷・配布に関する通知』(滬科規[2023]3号。以下、「管理弁法」)を公布した。本管理弁法は2023年6月1日から施行され、有効期限は2028年5月31日まで。
管理弁法は、事前直接補助もしくは事後補助などの方法を採用し指導資金として支援し、「包干制※1」「掲榜掛帥※2」など複数の管理モデルを試行、模索することを明確にしている。自由探索型基礎研究、技術革新基地の建設および地域イノベーション体系を構築する資金を支援し、直接補助、事後補助、奨励金を補助の代わりとするなど、多様な投入方法を採用することができる。科学技術の成果を移転・転化した資金を支援し、リスク補償、事後補助、ベンチャーキャピタルの指導などの財政投入方法を支援する。
※1 プロジェクトの責任者が、委託側の規定や機関の財務管理規定に基づき、具体的に経費の使用管理を行うことを指す。
※2 研究開発のニーズ、当局によるランク表、需給マッチング、経費補助により技術面での難題解決や成果の実用化を加速させる新たな科学技術プロジェクトの立ち上げ方式。