北京市の高精尖（ハイレベル・精密・先端的）産業の高レベルの対外開放を促進し、外資の誘致及び利用し、新質生産力（イノベーションが主導し、高度な科学技術的な、高度な効率及び能力のある、高質量的な生産力という。）の発展を加速し、現代産業体系を構築するため、北京市経済及び情報化局は2025年5月22日にて『北京市による高精尖産業高レベルの対外開放の促進に関する行動方案（2025年）』を公布・施行した。当該方案の主な内容は以下の通りである。

一、外資による新質生産力の育成を支持する

バイオ医薬品の全産業チェーンの開放を推進し、付加価値電気通信業務の対外開放パイロットを拡大する。外資による産業イノベーションエコシステムの構築、高レベルの自動運転デモンストレーションエリアなどの重点的な応用シナリオへの参加を奨励する。外資のアプリケーションソフトウェア適合プラットフォーム、オープンソースコミュニティ構築への参加、高品質インキュベーターの運営などを支持する。

二、外資の現代産業体系構築への参加を加速する

QFLP（適格外国有限責任組合）パイロットを推進し、産業ファンドの設立を奨励する。企業の海外での資金調達及び上場を支持する。国家の設備更新政策を活用したインテリジェント化改造、スマート工場建設への外資企業の参加を支持する。外資によるグリーン技術の開発、グリーン工場およびサプライチェーンの構築を奨励する。外資による新技術・新製品の北京での産業化を支持する。

三、外資中小企業の産業エコシステムへの融合を支持する

外資のイノベーション型中小企業に対し、空間、試験、連携、人材、資源マッチング等のサービスを提供し、大企業との需給マッチング通路を構築する。プロジェクト紹介やプレゼンイベントへの参加を支持し、専門化・精細化・特色化・新規化の発展を奨励する。北京証券取引所への上場・資金調達も支持する。