概　要

　国家外貨管理局は1月15日、「権限の委譲・委譲と管理の結合・サービスの最適化」改革の深化に関する国務院の要求を実施し、外貨管理行政許可行為を規範化するため、「国家外貨管理局行政許可実施弁法」を公布した。

　「弁法」は、主に次の内容を定めている。1. 「行政許可法」に基づき、行政許可に関する申請、受理、審査、決定、聴聞等の手続きが更に規範化された。2. 「インターネット＋行政事務サービス」統合業務の推進状況、行政許可のオンライン手続き等の内容が追加された。3. 行政許可に関する必要書類が簡略化され、関連部門間での情報共有又は外貨管理システム内部により取得できた資料については申請者に提出を要求しないことが定められた。4. 行政許可の公開業務が規範化され、行政許可決定情報の公開要求が明確にされた。

　国家外貨管理局では、行政許可業務要領が統一して作成され、規定に従い事務所、政府公式サイト、行政事務システム等で許可業務に関する情報を公示する。国家外貨管理局の所属機関は、業務要領の中の管轄の行政許可手続きの所在地、時間、問い合わせ方法、監督、苦情受付先等の内容を具体化し、事務所、政府公式サイト、行政事務システム等で公示しなければならない。

　外貨管理局は、業務の実情を考慮し行政許可業務規則を制定し、職員の起居振舞や業務規則、丁寧な言葉遣い等について要求を定め、行政サービスホール又は事務窓口に張り出し、大衆の監督を受けなければならない。公示された情報の内容等について申請者が説明を求めた場合、外貨管理局は説明し、正確な情報を提供しなければならない。

　本弁法は、2021年2月1日より施行され、「国家外貨管理局による外貨管理行政の審査承認に係る業務に関する通知」（匯発〔2015〕31号）は同時に廃止される。