『企業の中長期外債審査登記管理弁法』
[要約]企業の外債借用を審査登記制による管理へ
概 要
国家発展改革委員会は2023年1月10日、公式ウェブサイトで『企業の中長期外債審査登記管理弁法』(以下、「弁法」)を公布した。2023年2月10日より施行される。「弁法」は、総則、外債規模および用途、外債審査登記、外債リスク管理および事中・事後監督管理、法律責任などの六章全三十七条からなり、企業による外債の借用は、「弁法」の規定に基づき外債審査登記などの申請手続きを行い、関連情報などの報告および開示をしなければならないことを明確化している。また、国家発展改革委員会は、企業の外債審査登記管理およびサービスネットワークシステムを構築する。「弁法」は、外債資金は、中国の情報データなどの安全に脅威とならず、毀損しないよう使用しなければならず、地方政府の隠れ債務を新たに増やさず、欠損填補もしくは投機、投機的売買などの条件として用いてはならず、かつ銀行類の金融企業を除き、外債資金を他人に転借してはならないことを強調している。