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上海市経済情報化委員会、上海市発展改革委員会、上海市科学技術委員会、上海市生態環境局は12月13日に連名で、『上海市による工業分野炭素排出ピークアウト実施方案』（滬経信節［2022］919号。以下、「方案」）を公布した。

「方案」は第14次5カ年（2021～2025年）計画期間中、上海市が産業構造の調整を推進し、毎年約500社の構造調整を実施し、年平均約1％のエネルギーの節約を目指し、鉄鋼・石油化学化学工業などの重点業界の炭素排出ピークアウト行動を推し進めることを明確にしている。2025年には規模以上の工業付加価値エネルギー消費を2020年比で14％引き下げる。

この他、2030年には鉄鋼業界の製鋼1トン当たり炭素排出量の強度を2020年比で15％削減し、石油化学化学工業界の炭素排出総量を増やさず、工業分野の炭素排出ピークアウト実現を確保するとしている。このため「方案」は、29条の具体的な取り組みの支援を打ち出し、上海が先進的なハイエンド産業クラスターを建設し、産業構造の調整を推進して、断固として高エネルギー消費高排出で低水準のプロジェクトという盲目的発展を抑止することを明確にしている。

「方案」は、「二高一低」（高エネルギー消費高排出で低水準）プロジェクトに対してリスト管理、分類処置、動態的な監督を実行するとしている。目下建設中のプロジェクトを全面的に漏れなく調べ、エネルギー効率レベルの引き上げるべきは可能な限り引き上げるよう推進し、国内ないしは国際的な先進レベルにまで全面的に全力で取り組む。新規プロジェクトを厳格に制御し、業界の生産能力がすでに飽和している「二高一低」プロジェクトの追加を厳禁し、上海市の都市運営および産業発展の安全保障、環境保護改善、再生資源利用および産業チェーンの強化・補完・伸展などに係わるプロジェクト以外、原則として「二高一低」プロジェクトの新築、増築してはならないとしている。