北京市 北京市にて有資格海外有限パートナーの試験実施に関する文書を公布
概 要
北京市地方金融監督管理局、北京市市場監督管理局は5月6日、「当市における有資格海外有限パートナーの試験実施に関する暫定弁法」(以下、「暫定弁法」とする。)を公布した。
「暫定弁法」は、この弁法に定める試験ファンドの引受に参加する国外の自然人、機関投資家等を対象として制定され、香港特別行政区、マカオ特別行政区、台湾地区の投資家が有限パートナーとして試験ファンドに参加する場合も、海外投資家とみなされる。この弁法では、海外投資家の範囲が拡大され、投資範囲が更に緩和され、試験運用ファンドが優先株、デットエクイティスワップ、転換社債、メザニンファイナンス、私募債、不良債権、中国国内のプライベート投資ファンド等に投資できることを定めている。また、ファンドにおいてより柔軟な管理スキームを採用できるようにし、ファンド1本あたりの募集規模が1億人民元まで引き下げられた。
「暫定弁法」は、従来の「当市におけるプライベートエクイティファンド及びその管理企業に対する外資の利用に関する業務の試験実施についての暫定弁法」等の文書を元に修正したものである。「暫定弁法」は、更なる開放、更なる利便性向上、更なる市場化等を実施しており、北京市における「2つの区」の建設に対する重要な任務を大きく進展させるシンボルとなるものである。