概　要

　12月8日午後、第15期第126回広州市政府常務会議において、「広州市のファイナンスリース業の高品質な発展の促進に関する実施意見」が審議を経て可決された。その内容は、ファイナンスリース業の高品質な発展を促す革新的な一連の措置を定めている。

　「広州市のファイナンスリース業の高品質な発展の促進に関する実施意見」が会議により可決され、広州市のファイナンスリース業の高品質な発展について具体的な目標が定められ、ファイナンスリースによる投資促進機能の発揮、ファイナンスリースサービスの国民生活への導入、クロスボーダーファイナンスリースの発展、農村・農民・農業・零細企業及び環境保護への支援方法の革新等について具体的な措置が提起された。さらに会議では、「広州市ファイナンスリース業発展事項資金実施細則」が可決され、この資金の支援対象、範囲及び基準が定められ、プロジェクトの管理及び監督について具体的に規定された。会議ではまた、ファイナンスリース業を支援により強化し、経済の高品質な発展を強く支えることを要求している。

　「意見」では、ファイナンスリース業者に対し、新たなインフラ、都市化事業、又は交通、水利等の大規模工事建設事業への参加、サービス業者の固定資産への投資、航空会社のリースによる航空機の導入、及び航空機ファイナンスリース業者へのパッケージングされた資産の取引等を奨励することを述べている。また、ファイナンスリース等による自動車販売の促進を奨励し、製造業者のファイナンスリース業務への支援を強化し、クロスボーダーファイナンスリースの発展によりファイナンスリース業者が対外債務限度枠及び自由貿易試験区の優位性により国外から低コストで資金を導入し、クロスボーダーファイナンスリースでの資産取引による資産の流通促進を検討することを奨励している。さらに、ファイナンスリース業者に対する自由貿易口座開設の試験実施、及び飛行機、船舶等の特殊リース業務の結集を推進している。

　その他、会議では、経済情勢を分析し、次の段階の経済政策を指示しており、経済的配置を強化し、優良な企業サービスを実施し、重点業界やリーディングカンパニーが経済的に十分な支えとなれるようにし、さらに固定資産への投資を強化し、重点プロジェクトの建設を加速し、通年目標の達成に向けて全力を尽くすことを述べている。