北京市 全国人民代表大会常務委員会にて北京金融法院の開設が決定
概 要
1月22日、第13期全国人民代表大会常務委員会第25回会議において、「全国人民代表大会常務委員会による北京金融法院の開設に関する決定」が可決された。
「決定」によると、北京金融法院審判廷の設立は、最高人民法院が金融事件の類型及び数量に基づき決定したものである。北京金融法院は、「北京市の中級人民法院が管轄する第一審金融民事・商事事件」、「北京市の中級人民法院が管轄する金融監督管理機構を被告とする第一審金融行政関連事件」等6種類の事件を専門に管轄する。
北京金融法院は、北京市人民代表大会常務委員会に責任を負い、業務を報告する。北京金融法院の審判業務は、最高人民法院と北京市高級人民法院の監督を受ける。北京金融法院は、人民検察院により法律の監督を受ける。北京金融法院の院長は、北京市人民代表大会常務委員会の主任会議より北京市人民代表大会常務委員会に任免を提議する。北京金融法院の副院長、審判委員会委員、廷長、副廷長、審判員は、北京金融法院の院長より北京市人民代表大会常務委員会に任免を提議する。
「決定」ではさらに、北京金融法院の開設は、国家金融戦略を実施し、金融の安全を保護し、金融審判制度を整備し、金融に対する司法の保護を強化し、金融に対する良好な法治環境を構築することを定めている。
