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ホームページ > 論文/書籍 > 法律考察 > 中国証券監督管理委員会がプライベートファンドの監督管理を強化し、10の禁止事項を規定

中国証券監督管理委員会がプライベートファンドの監督管理を強化し、10の禁止事項を規定

 2021-02-09381

 中国証券監督管理委員会は先日、「プライベート・エクイティ・ファンドの監督管理の強化に関する若干の規定」を公式サイトにて公布した。この規定は、20201230日より施行された。

 「規定」は、計14条から成り、プライベートファンドマネージャー及び従業員等の主体に対する10項目の禁止事項を定めている。主な内容は、次の通りである。1. プライベートファンドマネージャーの名称、経営範囲を定め、IPOの時期による区分を実施した。2. グループ化されたプライベートファンドマネージャーの監督管理を改善し、優秀な者を支援し悪質な者を制限した。3. プライベートファンドは適格投資者に対し非公開で募集すべきことを再度定めた。4. プライベートファンドの財産投資に関する要求を定めた。5. プライベートファンドマネージャー及び従業員等の主体に関する要求を強化し、関連企業との取引について定めた。6. 法的責任及び経過措置について定めた。

 今回定められた「規定」は、プライベートファンド業界のリスクの防止・解消に関する要求を実施するための重要な措置の一つであり、プライベートファンド業界に対し最低ラインへの意識やコンプライアンス意識を更に根付かせ、プライベートファンド業界の環境改善についても積極的な意義を有する。

 中国証券監督管理委員会は、次の段階において、「制度を構築し、干渉せず、容赦しない」全体要求に基づき、プライベートファンドの法律体系を更に整備し、プライベートファンドの監督管理の強化に関する制度の土台を固め、さらに、政策への支援を強化し、プライベートファンドへの監督管理の強化及び業界規則の持続可能な発展の促進を統一的に計画し、直接融資の割合の上昇、起業や革新の支援、実体経済及び市民の財産の管理等に対しより重要な役割をプライベートファンドが発揮できるようにする。