北京市 「中国(北京)自由貿易試験区条例」が今年5月1日より施行
概 要
3月31日の北京市第15期人民代表大会常務委員会第38回会議において「中国(北京)自由貿易試験区条例」が可決され、今年の5月1日より施行される。
条例では、次のことを定めている。自由貿易試験区には、科学技術イノベーション区画、国際ビジネスサービス区画、ハイエンド産業区画が含まれている。科学技術イノベーション区画では、新世代情報技術、バイオ・健康産業、科学技術サービス等の産業を重点的に発展させる。
国際ビジネスサービス区画では、デジタル貿易、文化交易、ビジネスコンベンション、医療・健康等の産業を重点的に発展させる。ハイエンド産業区画では、ビジネスサービス、国際金融、文化創作、バイオ技術・ワンヘルス等の産業を重点的に発展させる。
条例では更に次のことを定めている。自由貿易試験区では、外商投資参入前内国民待遇ネガティブリスト追加管理制度が実施され、ネガティブリスト以外の分野では、中国国内資本と国外資本との同一待遇の原則により管理され、外商投資企業に対し、企業の発展を支援する国の各政策が平等に適用される。