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ホームページ > 論文/書籍 > 法律考察 > 深圳市 『深圳市企業データ・コンプライアンス・ガイドライン』

深圳市 『深圳市企業データ・コンプライアンス・ガイドライン』

 2023-09-29105
[要約]データ・コンプライアンス奨励体制を行政監督分野に導入

概 要

深圳市人民検察院、深圳市インターネット情報弁公室、深圳市発展改革委員会、深圳市司法局、深圳市データ取引所は、911日付の『深圳市企業データ・コンプライアンス・ガイドライン』(以下、「ガイドライン」)を公式SNS上で発表した。

ガイドラインは、総則、データ・セキュリティ・コンプライアンス管理組織体系構築、データ・ライフサイクル・コンプライアンス、データ越境移転コンプライアンス、附則など677条で構成され、企業にデータ・コンプライアンス管理を実施させることを目指している。ガイドラインは、データ・コンプライアンス・リスク防止体系を改善し、データのライフサイクル全体における各種類のセキュリティ・リスクを正確に識別し、全過程のコンプライアンス基準を構築することで、企業が様々なデータ活動を実施する場合、実行可能な導きを提供している。

さらに、ガイドラインは、データ・コンプライアンス奨励体制を初めて行政監督分野に導入し、データ・コンプライアンスに対する行政と刑事の融合体制を確立した。データ取引についてガイドラインは、企業のデータ取引に対する免責事由と障害回復メカニズムを初めて設け、データ要素が法令遵守かつ効率的な方法で流通・取引されることを支援し、データ要素市場の発展を促進させる。