「自動車部品再製造規範管理暫定弁法」の公布に関する通知
概 要
国家発展改革委員会等8つの部門は4月23日、「自動車部品再製造規範管理暫定弁法」（以下、「弁法」とする。）を共同で公布した。この「弁法」は、自動車部品の再製造行為と市場秩序を規範化し、再製造される製品の品質を保障し、再製造産業の規則的な発展を推進するものであり、有効期間は5年である。
「弁法」は、計8章、36条から成り、再製造企業の条件、中古部品の回収、再製造生産、再製造製品、再製造市場の管理、及び監督管理等に対し、規定を設けている。「弁法」は、主に次の内容に特徴が見られる。
1. 再製造される製品について、原製品の新品とのベンチマークを厳しく行う。「弁法」では、再製造される製品の品質の責任主体は再製造企業であることを定め、再製造企業の内部品質管理、製品設計、生産技術、品質検査水準、生産設備、環境設備に対し、要求を定めている。
2. 再製造企業の生産行為を規範化した。「弁法」では、再製造製品の品質を保証するため、中古部品の検査鑑定能力、解体、洗浄、製造、組立、製品品質測定等に関する生産設備や生産能力、廃棄物の処理に関する環境保護の要求等を含む、再製造企業の生産行為の重要プロセスを規範化している。
3. 再製造製品の実用化に対する奨励政策を定めた。「弁法」では、再製造製品の流通を規範化するとともに、保険と再製造業界の親密な結びつきを奨励し、また廃棄自動車の回収・解体業者、保険会社、自動車保守業者が認証を取得した再製造企業と提携し、その再製造製品を優先して採用することを奨励している。さらに、政府機関、部隊等の公共機関に対し、再製造製品を優先して使用することを奨励している。
