「上海市による人工知能応用のさらなる拡大に関する若干措置」
2017年、国務院は「次世代人工知能発展計画」を公布し、人工知能を国家戦略に引き上げた。その後、上海市は国の歩みに追随し、人工知能の発展を発展重点の一つとした。人工知能をさらに発展させるため、上海市経済情報化委員会は2025年7月28日に、「上海市による人工知能応用のさらなる拡大に関する若干措置」(滬経信智[2025]489号)を公布した。本弁法の主な内容は以下の通りである。
1.AIコンピューティングの利用コストの低減:AIコンピューティングの利用券を発行し、賃貸料補助と建設支援を与えること。
2.人工知能大モデル応用の拡大:モデルの利用券を発行し、大モデル垂直類応用を推進する主体に対して、査定契約額の最高50%、最高500万元の補助金を支給すること。
3.高品質コーパスの調達の支援:コーパスの利用券を発行し、非関連者のコーパスを購入して大モデルなどの研究開発と応用を行う主体に対して、査定契約額の最高30%、最高500万元の調達補助金を支給すること。
4.基幹技術革新の展開:次世代汎用人工知能とスマートチップなどの重点フロンティア方向の技術革新を支援し、査定事業総投資に基づき最高30%、最高5,000万元の支援を行うこと。
5.革新的な製品の普及・応用の加速:当市の人工知能企業のソフトウェア・ハードウェア製品の研究開発と量産の加速を支援し、エンボディッドAIなどの製品の販売又はリースが一定規模に達した場合、査定契約額の5%に基づき最高500万元の奨励金を支給すること。
6.産業クラスターの発展の加速:高密度、低コストの人工知能産業クラスターの構築を推進し、条件に合致する革新型企業に最高100%支援の100万元のAIコンピューティングの利用券、100万元のモデル利用券、100万元のコーパス利用券の補助金を支給し、補助金の「申請なしで即座に享受する」ことを積極的に推進する。条件に合致する人工知能人材創業チームに対して、6ヶ月から3年間までの家賃減免又は一括設立費を支給すること。