浙江省 『浙江省データ知的財産権登記弁法(試行)』
概 要
浙江省市場監督管理局は5月31日、中共浙江省委サイバーセキュリティ情報化委員会弁公室、浙江省発展改革委員会、浙江省経済情報化庁、浙江省司法庁など11部門と連名で、『浙江省データ知的財産権登記弁法(試行)』(浙市監知[2023]5号。以下、「弁法」)を公布した。2023年7月1日より施行される。
弁法は、データ知的財産権の登記主体、客体、原則、手順、登記証書の効力および部門の職責などに対して全面的な規範を定めている。
1、登記前のデビデンス保存、登記中の開示、登記後の撤回を通じて、データ権益の帰属を明らかにしている。
2、登記証書の効力を明確にし、データ使用による価値の繰り返しかつ十分な利用を促進し、データ処理者の革新・起業・創造を刺激する。
3、登記情報の開示、プラットフォームの接続、また金融イノベーションを通じて、データ運用制度のコストを引き下げ、データ使用権の交換と市場への流通を促進する。
4、ブロックチェーン、電子署名、タイムスタンプなどの信頼できる技術の運用やデータ検査を通じて、データ由来が確認でき、使用範囲が定義でき、流通過程が遡及でき、安全リスクが防止できる、信頼し得るデジタルエコロジーの構築に有益である。
5、複数部門の協同・連動の強化を通じ、データ登記や使用行為を全面的に規範化し、政府、企業、業界によるデータ要素の整備体系への多様な参加を形成する。