上海市 上海市にて臨港新区の第14次5ヶ年計画を発表
概 要
上海市政府は8月12日、「中国(上海)自由貿易試験区臨港新区の発展に関する第14次5ヶ年計画」を発表した。「計画」では、2025年までに、地域の総生産数を2018年の2倍に引き上げ、年間平均成長率を約25%に到達させると定めている。
「計画」では、次のことを定めている。2025年までに、臨港新区の産業都市融合地区に重点を置き、成熟した投資・貿易の自由化及び利便化に関する制度体系を構築し、より開放度の高い機能的プラットフォームを創造し、世界の多くの一流企業を集結させ、地域の創造力及び競争力をめざましく強化し、経済力と総体経済を大幅に向上させ、「5つの重要」目標を基本的に実現させる。即ち、国際市場に対する高い影響力及び競争力を有する特殊経済機能区域を基本的に建設し、いくつかの重要分野で先駆けてブレイクスルーを果たし、グローバル経済の重要な担い手として中国をより浸透させ、上海を中国国内市場と国際市場の双循環戦略における中枢とすること、最も現代的で、最もエコロジーで、最も便利で、最も活気があり、最も特徴的な、単独で総合的な結節点となる沿海都市を基本的に建設すること、及び新たな発展の枠組みに貢献する開放的な新高地、高品質な発展を推進する戦略的成長拠点、市民の都市建設理念を体現するモデル都市、そして全世界の人材の革新及びイノベーションの第一候補地を基本的に建設することを目標とする。
「計画」では更に、クロスボーダー金融業務、新型の国際貿易、現代化された水上輸送、デジタル情報、科学技術・イノベーション等の産業の成長に力を入れ、影響力のある機能的プラットフォームを創造し、累計で50社あまりの本部型機関を認定することを提起している。