『中華人民共和国税関行政不服審査弁法(意見募集稿)』
[要約]手続き簡素化や前置範囲拡大、監督範囲追加など
概 要
税関総署は11月22日、『中華人民共和国税関行政不服審査弁法(意見募集稿)』(以下、「意見募集稿」)を公表し、12月22日までパブリックコメントを募集した。
意見募集稿は、主に次の内容について改正している。まず、行政不服審査体制の改革に関する党中央の関連要求を貫徹すること。次に、税関の行政不服審査請求と受理手続を簡素化し、最適化すること。そして、税関の行政不服審査の審理手続をさらに最適化すること。さらに、税関行政不服審査ガイドおよび監督の章節を統合すること、である。そのうち、意見募集稿では行政不服審査の受理範囲が拡大され、最長の不服審査請求期間の規定が追加された。現場で下した行政処罰の決定を不服として行政不服審査を請求する場合、行政処罰の決定を下した税関を通じて請求を提出することができる。また、不服審査の前置範囲が拡大され、上級税関の不服審査受理の監督範囲などが加えられた。