「広州市による専精特新中小企業の発展促進に関する若干措置」
近年、中国は産業アップグレードを推進しており、中小企業のハイエンド製品製造能力が特に重要になっている。広州市の中小企業のハイエンド製品製造能力の向上をさらに促進させるため、広州市人民政府弁公庁は2025年8月23日に「広州市による専精特新中小企業の発展促進に関する若干措置」(以下「若干措施」という、穗府弁規〔2025〕13号、同日から施行)を公布した。「若干措施」は7つの側面から計25の措置を講じており、主な内容は以下の通りである。
一、資金援助
専精特新(専門性、精巧な技術力、独自性、新規性)「小巨人」(小さな巨人)として新たに認定された場合、技術改造や増資・生産拡大を実施するにあたり、国家級グリーンファクトリーの称号を獲得した場合、資金援助を受けることができる。例えば、専精特新「小巨人」として新たに認定されれば、100万元の奨励金を得ることができる(1番目の措置)。したがって、企業の技術競争力等を向上させるため、「専精特新」関連政策に積極的に関心を持ち、専精特新「小巨人」の称号取得に努め、製品の商業化や技術改造を推進し、イノベーションコストを削減することが重要である。
二、製品の商品化の促進
革新的な製品の最初の1台(又は一式)を販売するとき、販売価格の30%の奨励金を受けることができる。奨励金に関しましては、一式設備の場合、奨励金は500万元を超えないこと、単一設備の場合、300万元/台を超えないこと、アセンブリ又は中核部品の場合、100万元/ロットを超えないこととする(7番目の措置)。
三、技術改造の促進
要件を満たす技術改造を行った場合、設備購入額の2%の資金援助を受けることができる。なお、専精特新「小巨人」の称号の再審査に合格し、かつ2025年から2027年の間に増資・生産拡大をして製造プロジェクトを実施し、固定資産投資額が累計1億元以上になった場合、最大100万元の資金援助を受けることができる(12番目の措置)。