中国証券監督管理委員会が上場廃止手続きを簡素化し、上場廃止を回避するための各種悪意的行為を取り締まる
中国証券監督管理委員会は11月10日、「国務院による上場会社の品質の更なる向上に関する意見」の実施を徹底するための行動指令会議を開催し、中国証券監督管理委員会の関連部門に対し、上場会社の品質向上業務を綿密に行動し全面的に展開するよう促した。
会議では、次のように述べている。上場会社の品質向上は、中央政府及び国務院による資本市場に関する重大制作命令を実施するための具体的な措置であり、資本市場の高品質な発展に関する内在的なニーズであり、資本市場サービスの新たな発展構造にとって必然の要求であり、資本市場の全面的な改革の深化にとって最重要事項でもある。登録制度の環境下における上場会社の品質向上の要求について深く理解し、中国の情勢及び資本市場の発展段階を見据え、積極的に行動し、職務を堅実に履行し、上場会社の品質向上に関する業務を着実に行わなければならない。
会議ではまた、次のことを要求している。上場廃止制度改革を着実に実施し、上場廃止に関する監督管理を厳格にし、上場廃止基準を整備し、上場廃止手続きを簡素化する。取引所は主体の責任を負担し、各出先機関は、地方政府との協力を強化し、上場廃止を回避するための各種悪意的行為を徹底して取り締まらなければならない。廃止ルートを多元的に拡大し、関係機関や地方の積極性を動員し、会社更生命令、会社再編命令、自主的上場廃止命令を特に推進し、上場会社の現有のリスクを規則的に整理することを促す。類別により処分し、資金の占有及び不当な担保を法により取り締まる。